今回の選挙は候補者全体に占める女性の割合が過去最高となる中、妊娠中・出産直後の戦いとなった候補者がいた。長野2区で自民から立候補した藤田ひかる氏は去年12月に妊娠が発覚した。直後に急きょ決まった選挙で変わらない国政への思いを夫も周囲も後押ししてくれた。活動方針は無理をしないこと。寒さ対策を徹底し街頭演説は1回15分以内に、お腹が張らないよう注意した。代わりに室内での集会で有権者と対話を重ねることに力を入れた。ネットなどでは批判的な言葉もあったという。藤田氏は「女性だけが産み育て働く“無理ゲー”をやらなきゃいけない社会にはしたくない」と語った。東京30区、2期目を目指した中道・五十嵐衣里氏は去年10月に第1子を出産した。選挙活動中、育児は実家から駆け付けた母親や夫が担ったが不安もあった。仲間の議員からはそうした経験を国政に生かしてほしいと期待された。五十嵐氏は「子どもの未来、将来が平和で女性でも安心して働ける環境とかそういう社会がいい」と語った。五十嵐氏は自民党の前議員に及ばず、比例代表でも議席の獲得はならなかった。
