日本で深刻化する空き家問題。実は海外からは“ジャパニーズドリーム”としても注目されているという。スウェーデン出身のアントンさんは今年、東京・中野区のにある空き家を約2000万円で購入した。リノーベーションし、インバウンド向けの民泊にするという。東京メトロ新中野駅から徒歩5分と好立地ながらも、築53年と少し古い。しかし、外国と比べたら安いそう。アントンさんの実家は築120年で、スウェーデンでは築年数が長くても値段は下がらないという。スウェーデンで同等の空き家なら1億円くらいになるという。アントンさんは「東京は世界で一番大きな街。家が古いから安いというのは、ちょっと変な感覚だと思います」と語る。また、空き家問題については「家のストックがありすぎる。たくさんの家があるのに新築を建てるから、空き家問題がどんどん増えていくのだと思います。自分の国では家を買えないのに、日本ではできるのがジャパニーズドリームかも」と語った。
今、増え続ける空き家に外国人が熱い視線を注いでいる。今年4月に開催された外国人投資家向けセミナーには、参加費8000円にも関わらず、80人以上が参加した。オーストラリア出身のジヴさんはセミナーを主催し、外国人の不動産購入を支援している。これまで150人以上の空き家購入に関わってきたそう。ジうさんは「3~4年前と比べ円安。何を買うにも良い時期です」と語る。
取材を続けると、外国人が空き家を欲しがる理由が円安だけではないことがわかった。米国人のマイルズさんは、将来家庭を持つことを想定して熊本県阿蘇市でマイホームを探している。マイルズさんが家選びで重視しているのは立地や地域のつながり、自然環境だ。マイルズさんは築35年と築56年の空き家を見学。近隣住民がフレンドリーなことや、畑の場所もあることから、築56年の空き家をマイホームとして購入を決めた。阿蘇市は「外国人が空き家を購入し居住することは歓迎する」とした上で、「日本の不慣れな外国人に向けてゴミの捨て方などをやさしい日本語で書いたサッシを創るなど環境を整備したい」としている。
今、増え続ける空き家に外国人が熱い視線を注いでいる。今年4月に開催された外国人投資家向けセミナーには、参加費8000円にも関わらず、80人以上が参加した。オーストラリア出身のジヴさんはセミナーを主催し、外国人の不動産購入を支援している。これまで150人以上の空き家購入に関わってきたそう。ジうさんは「3~4年前と比べ円安。何を買うにも良い時期です」と語る。
取材を続けると、外国人が空き家を欲しがる理由が円安だけではないことがわかった。米国人のマイルズさんは、将来家庭を持つことを想定して熊本県阿蘇市でマイホームを探している。マイルズさんが家選びで重視しているのは立地や地域のつながり、自然環境だ。マイルズさんは築35年と築56年の空き家を見学。近隣住民がフレンドリーなことや、畑の場所もあることから、築56年の空き家をマイホームとして購入を決めた。阿蘇市は「外国人が空き家を購入し居住することは歓迎する」とした上で、「日本の不慣れな外国人に向けてゴミの捨て方などをやさしい日本語で書いたサッシを創るなど環境を整備したい」としている。