おととし東京中野区の住宅で現金およそ3200万円が奪われ住民の男性がけがをした事件で実行犯に加わった20代の被告が記者の面会に応じた。取材した出原誠太郎記者によると、内装業の仕事をしていたという被告は受け答えも丁寧で普通の青年という印象だったという。以前から闇バイトの勧誘を何度も断ったのに1回だけ参加した理由を語った。被告は住宅に侵入したものの暴行したり現金をとったりすることはなかったという。裁判で強盗だとは知らされていなかったと主張したが、認められず3200万円を奪った強盗グループの1人として懲役7年を言い渡され2審で刑の重さについて争っている。被告の紹介でまもなく60歳となる父親も取材に応じ「息子が逮捕されてから毎日がしんどい。刑期を終え戻ってきても自分が元気でいられるか。被害者に申し訳ない」とコメントした。