G7サミットがイタリア南部のプーリア州で間もなく開幕する。岸田総理としては去年のG7広島サミットの成果を踏まえ、今回も幅広い分野で議論をリードしていきたい考え。今回のサミットでは、まず移民問題をテーマに意見が交わされる見通し。ヨーロッパではアフリカなどからの不法移民が社会問題化していて先日行われたヨーロッパ議会選挙では移民に対し厳しい右派が躍進した。英国とフランスでは総選挙が行われる予定となっていて、その最大の争点としても移民問題が浮上している。ウクライナ情勢をめぐってはゼレンスキー大統領も出席して議論が行われることとなっていて、制裁で凍結したロシアの資産の扱いが焦点となる。サミット期間中には岸田総理とゼレンスキー大統領との個別会談も調整されている。