イタリア南部で開かれているG7サミット(主要7か国首脳会議)の2日目は、ヨーロッパなどで問題となっている移民に関するセッションから議論が始まった。移民問題は議長国イタリアのメローニ首相が最も力を入れているテーマでG7各国でも大きな課題となっている。その後行われるAIに関するセッションはAIと倫理の関係に関心があるとされるローマ教皇が参加しスピーチを行う予定。このほか、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた議論や経済安全保障分野では中国がEV=電気自動車や太陽光パネルを過剰に生産し、不当に安く輸出しているとされる問題について議論される見通し。こうした問題に対し、アジアから唯一の参加国として岸田総理大臣が議論を主導し、日本の存在感を示せるかが焦点。