防衛省は航空自衛隊に新たに導入するステルス戦闘機F35Bについて、来月7日に最初の4機を、宮崎県の新田原基地に配備すると明らかにした。F35Bは短い滑走で離陸し垂直に着陸することができるステルス戦闘機で、防衛省はアメリカから42機を調達し、宮崎県新富町にある新田原基地に配備する計画。きょうは九州防衛局の江原康雄局長が、新富町の小嶋崇嗣町長と面会し配備計画を伝えた。F35Bの配備を巡っては防衛省が当初「通常よりも騒音が大きい垂直着陸の訓練は、緊急時などを除いては新田原基地では行わない」としていたが、ことし2月「夜間も含めて行うと」と方針転換し周辺住民や自治体から強い反発が出ている。江原局長は「秋に地元の負担を軽減する訓練計画の見直し案を公表し、地元に説明する。住民向けの説明会が終わるまで訓練は行わない」と述べた。
