西加奈子さんが登場。小説の表紙のほとんどは西さんが自ら描いたもの。去年11月に刊行された「わたしに会いたい」は多くの読者の共感を集めている。8つの物語からなる短編集で、表題作は主人公に身体的なハンデがあり、ピンチに陥るとドッペルゲンガーが現れて救ってくれる。「自分がヒーローなら自分しだい」などと話した。自分を味方にしたほうが生きやすいという。2015年に「サラバ!」で直木賞を受賞。乳がんになり、自分だけの怖さを見たかったと話した。西さん曰く女性の体に物語をつけられてきたという。女性の体に社会的な役割を与えられると生きづらくなる。体・人生は自分のもので初めて他者に目が行くという。