一昨日初雪を観測した東京都心。平年より10日遅い冬の便りは23区の広い範囲で確認された。撮影者の手に降り注ぐ大粒の雪。地面の雪も一つ一つが確認できるほど大きいことが分かる。葛飾区のJR亀有駅前では降りしきる雪とともに激しい風が吹き、傘が裏返りそうになる人もいた。突然の雪の影響か、駅前には多くの人がバスやタクシーを待っている姿も見られた。お台場では午後4時過ぎ雨とともに雷が発生。情報カメラには東京タワーに向けて何度も稲妻が走るようすがとらえられていた。不安定で荒れた天気となった東京都心。東京スカイツリーの情報カメラの映像には午後3時45分ごろ、夕焼けがキレイに見えていたがわずか10分後には画面が真っ白になるほどの雪が。雨雲の動きを見ても午後3時頃から次第に雨雲がかかり、30分後には強い雨雲が都心を直撃。その30分後には強い雨雲はなくなり、約2時間半後には雨雲が抜けていったのが分かる。短時間で急激に変化した東京都心の天気。午後3時までは10℃以上あった気温も雪が降った午後6時には1.3℃と8℃以上も低下していた。都心よりもさらに厳しい寒さとなった八王子市では最低気温が氷点下2.5℃を記録。JR八王子駅では強風のため町行く人が傘を斜めにさす姿もあった。都心に初雪をもたらした冬型の気圧配置。関東地方では今週末にも再び雪が降る可能性がある。
住所: 東京都葛飾区亀有3-25-1