京都・五条坂で人気の土産物・八ツ橋は箏を象ったと言われ、近代筝曲の開祖・八橋検校にちなんだものと言われている。八橋検校は独自の調弦法を開発、箏柱を動かし半音を含んだ音階を演奏できるようにした。すると、三味線などで演奏されてきた曲も箏で演奏できるようになった。かつての箏には3種類の太さの弦が使われていたが、八橋の調弦法では1種類、今では箏のスタンダードになった。
三味線は室町時代に中国大陸から伝わった弦楽器に日本独自の工夫が加わって生まれた。三味線を弾き歌をうたう地方のミヨ作さんはこの道60年超のベテラン。三味線の音色の秘密は弦を巻く部分にある。3本の弦のうちの1本が竿に直接触れていることをサワリといい、この弦を弾くと胴の皮が振動し、三味線独特の響きが生まれる。
雅楽の楽器の1つとして生まれた尺八。材料となる丈は形の違いによって1本1本独自の音色になる。かつては禅僧が悟りを開くために奏でたといわれている。スイス出身のジェシー逅盟さんは尺八の音色に魅せられたという。進化を遂げた和楽器は日本特有の情感を表現できるようになった。
三味線は室町時代に中国大陸から伝わった弦楽器に日本独自の工夫が加わって生まれた。三味線を弾き歌をうたう地方のミヨ作さんはこの道60年超のベテラン。三味線の音色の秘密は弦を巻く部分にある。3本の弦のうちの1本が竿に直接触れていることをサワリといい、この弦を弾くと胴の皮が振動し、三味線独特の響きが生まれる。
雅楽の楽器の1つとして生まれた尺八。材料となる丈は形の違いによって1本1本独自の音色になる。かつては禅僧が悟りを開くために奏でたといわれている。スイス出身のジェシー逅盟さんは尺八の音色に魅せられたという。進化を遂げた和楽器は日本特有の情感を表現できるようになった。