TVでた蔵トップ>> キーワード

「五重塔」 のテレビ露出情報

薬師寺は680年に天武天皇が皇后の病気が治るように願って建てた寺で710年に今の場所に移転された。しかし奈良の有力な寺だった薬師寺も長い年月の間に自然災害や戦災の被害にあうことに。戦国時代の戦渦で奈良時代の建物はついに東塔だけになってしまった。そして今に至るまでの500年間は完全な姿を取り戻そうと少しずつ歩んできた。薬師寺に復興の土音が響いたのは昭和の中頃で、2つの塔を持つ現在の伽藍が蘇ったのは昭和の大復興がきっかけ。昭和の復興を指揮したのは西岡常一。最後の宮大工と呼ばれ、西岡はまず金堂と西等の再建に臨んだ。そこで問題になったのは、金堂を1000年残すために必要な樹齢1000年のヒノキの確保。西岡には木に対する強いこだわりがあり、日本では手に入らず、台湾の山奥を四回も訪れ仕入れた。さらに木材の加工のために槍鉋や手斧などの古代の大工道具を復元するという徹底ぶり。金堂は5年の歳月と樹齢1000年のヒノキを使用し1976年に完成した。
西岡は次に西塔の再現に臨む。薬師寺で唯一1300年立ち続けている東塔。東塔について奈良文化財研究所の大林さんは三重で大きい屋根が3枚あるという。その下には裳階と言う部分がありひさしのような部分だという。せりだしては小さくなっているという構造で、西塔の再建は1977年からスタート。西岡は東塔に習って詳細な調査データや手書きの図面をノートにびっしりと記した。そして1981年には奈良時代そのままのスタイルで西塔を再建させた。しかしこの時ガンと戦いながら仕事をしていた。薬師寺の完全な復興を弟子に託し、1995年にこの世を去った。薬師寺には薬師三尊についで人気の仏像が。国宝の東院堂は鎌倉時代に建てられたがその中には国宝の聖観世音菩薩立像が。七世紀末から八世紀はじめ頃に作られた。アルカイックスマイルというギリシャ彫刻にもみられる謎めいた微笑みのことで仏像に気品を与えている。平成に入ると大講堂と食堂が再建された。大講堂は西岡が亡くなるまで関わっていた建物で、後輩たちが見果てぬ夢を引き継ぎ2003年に蘇らせた。2017年には北側に食堂が再建されたが元々は僧侶が食事をしたり、慰霊を行う場所だった。300人は入るという巨大建築で今は多目的ホールに。天井にはアルミで雲をあしらっているが、現代建築のようなあしらえで内部を設計したのは建築家の伊東豊雄。建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を受賞している世界的に評価の高い建築家。食堂の壁面には仏教伝来をテーマにした壁画が。真ん中には高さ6mもある阿弥陀三尊の尊い姿がある。現代のアーティスト達の力によって薬師寺の完全復活に近づいた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年7月26日放送 19:00 - 19:56 日本テレビ
クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?パリオリンピック直前SP
中岡創一&須貝駿貴が小学生のクイズに挑戦。Final Question「日本の国宝 件数が多い順に並べ替えなさい A-建造物、B-絵画、C-彫刻、D-工芸品、E-書跡・典籍、F-考古資料」。結果、全問正解ならず。正解は「D→E→A→B→C→F」。

2024年7月2日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,(スポーツニュース)
BMX・中村輪夢は世界選手権で日本人初優勝。パリオリンピックの金メダル候補だという。中村輪夢のヘルメットを紹介。地元が京都ということで平等院鳳凰堂や五重搭、更には大文字焼きなど、京都の風景がズラリ。中村は「日本だけでなく地元京都を背負ってこのヘルメットで(パリで)かましたい」と話した。

2024年4月6日放送 19:30 - 20:55 NHK総合
新プロジェクトX〜挑戦者たち〜東京スカイツリー天空の大工事~世界一の電波塔に挑む~
2003年、200m級のビルが次々に建設され東京タワーの電波が遮られていることが課題となっていた。関東一円に電波を届けるには600m級の電波塔が必要だった。設計は日建設計の吉野繁と小西厚夫が手掛けることになった。デザインを担当することになった吉野には新たな東京のシンボルをという課題が突きつけられていた。スカイツリー建設には致命的な難点があった。それは敷地の狭[…続きを読む]

2023年11月17日放送 9:00 - 10:25 日本テレビ
DayDay.どこブラ
東京スカイツリーの地下へ。東京スカイツリーには地震や風の揺れを低減させる心柱があるという。心柱は高さ375m、直径は8m。また心柱は外側の鉄骨と心柱が別々の構造になっていて、地震時で最大50%、強風時で最大30%揺れを低減させるという。心柱制振というシステムは日本の伝統的な建築物にヒントを得ているという。それは法隆寺の五重塔。そして、心柱は6基の積層ゴムが支[…続きを読む]

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.