航空貨物の需要が高まる中、成田空港で無人の車両が仕分け作業などを行う貨物施設が完成し、きょう空港関係者にお披露目された。成田空港の貨物エリアに完成したのは全日空が運用する施設でこれまで人が行っていた貨物の仕分け作業や搬送などを無人の車両が行うのが特徴。施設には最大で1トンの貨物を搬送できる無人車両が60台導入されている。専用のスマートフォンで搬送先の場所などを設定すると自動で貨物を運ぶことができ人手を補えるほか、仕分け作業の時間を最大で半分程度に減らすことができるという。会社によると国内の空港でこうした車両が導入されたのは初めてだという。全日空は今月21日に施設の運用を始めて取り扱うことができる貨物の量を25%増やし年間50万トンにする計画だ。