- 出演者
- 芳賀健太郎 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像とキャスターらの挨拶。
2022年度に472万トンに上ると推計されている食品ロス。このうち半分の236万トンは外食での食べ残しや商品の売れ残りなど事業系の分野で廃棄されている。大手外食チェーンの食べ放題の店舗では食べ残しを減らそうと取り組みを進めている。ついつい多くの料理を取りすぎてしまうが、残さずに食べた皿の写真を撮影し会計時に見せると。次回に使えるドリンクバーの割引券がもらえる。ことし4月から少しずつ取ってもらって食べ残しを減らす取り組みを始めた。またこちらのファミリーレストランでは家族連れなどから食べきれなかった料理を持ち帰りたいという要望を受けて料理を持ち帰る容器の販売を始めている。去年からグループの店舗およそ2400店で始め一日におよそ3500個利用されている。客に安心して持ち帰ってもらうため、なま物を持ち帰らないやすぐに冷蔵庫に入れるなど独自に考えた注意点を注文に使うタブレットなどで呼びかけを行っている。
厚生労働省は飲食店などで食べ残した料理を衛生的に持ち帰るためのガイドラインの案を公表した。前提として持ち帰りは消費者の自己責任。そのため料理の詰め替えは基本的に消費者が行うものとしていて使い捨て手袋や手指消毒で衛生的に詰め替えをする、水分はできるだけ切り温度管理がしやすい容器に小分けすること、さらには、箸をつけた料理は原則持ち帰ったあとに本人が食べることなどを求めている。一方、飲食店などの事業者に対しても手指の消毒液や使い捨て手袋を必要に応じて消費者に提供すること、詰め替え容器を衛生的に保管すること、さらには十分に加熱したものなど持ち帰りに適した料理をあらかじめ検討しておくことなどを求めている。ガイドラインでは食品ロスを削減するにはその場で食べきることが基本であり、持ち帰りはどうしても食べきれない場合の手段の1つだとしている。厚生労働省は年末までにガイドラインを取りまとめ来年度から運用を始める方針。
10月も半ばになって2025年というのがちらほら見えてくる時期。東京・銀座にある大型雑貨店ではいまおよそ2600種類の手帳が販売されている。スケジュールをスマホで管理する人が増えた影響などで紙の手帳の売り上げは減少していたが去年4年ぶりに増加に転じた。特に売れ行きが好調なのが、通常の手帳のようにメモ欄などが設けられているが幸福度や健康、それにお気に入りの音楽など日々の暮らしを記録できるというのが特徴。手帳とも日記とも異なる使い方ができるとして特に若い女性に人気だという。こうした手帳の売り上げはおとといまでの14日間で去年の同じ時期と比べおよそ1.6倍に上っているという。スケジュールを管理するアプリにも今さまざまな機能が追加されている。スケジュールを家族などと共有できるのが特徴で世界で5000万人以上が利用登録している。新たに追加されたのはスマホのカメラを使ったスキャン機能。学校の予定表を撮影するだけで行事の名前とか日付などが自動で登録される。SNSにはもう来年の手帳を買ったよという声もあった。紙、デジタル、それぞれ使い勝手のよさというのがあるが、例えば手書きのほうが記憶に残って眺めるのが好きとインタビューに答えてくださった方も話していた。そしてデジタル派、アプリ派かさばらない、荷物にならない、さかのぼれたりするのが便利だなという声もあったりということで意見はいろいろ分かれている。
ジャイアントパンダのリーリーとシンシンは、先月、13年余りを過ごした東京・上野動物園を離れ中国に返還された。生まれ故郷に戻った2頭はどんな様子だったのか上野動物園で飼育を担当し引き渡しに立ち会った職員が当時の様子を語った。高齢のため、先月、中国に返還されたオスのリーリーとメスのシンシン。受け入れ先の四川省の施設で2頭の引き渡しに立ち会った上野動物園の飼育展示課長、鈴木仁によるとトラックや飛行機で長距離を移動した2頭の到着直後の様子は暴れたりせず落ち着いた様子だったが少し不安そうな様子もうかがえたという。先週施設が公開した映像ではリーリーとシンシンは屋外のスペースを歩き回ったり竹を食べたりしていた。定期的に連絡を取っている現地のスタッフからは健康状態に問題はないとの報告を受けているという。
陸上男子短距離の日本のエース、サニブラウン・アブデル・ハキームが母校の東京都内の小中一貫校を訪れ子どもたちと交流した。25歳のサニブラウン選手はきょう自身が小学校を卒業した小中一貫校を訪れ、児童生徒およそ450人が拍手で迎えた。
関東の気象情報を伝えた。
インターネットで注目を集めた話題をピックアップ。1位は「新型コロナワクチン定期接種 5種類のうちレプリコンワクチンとは」、2位は「さつまいものチーズケーキ・レシピ・作り方」、3位は「京成本線の沿線からお伝えします」。
ことしのノーベル平和賞を受賞した日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の田中煕巳代表委員がさいたま市の高校を訪れノーベル平和賞を受賞したあと初めて講演した。埼玉県新座市に住む田中煕巳は13歳のとき長崎市の自宅で被爆し、日本被団協の代表委員として被爆体験の証言や核兵器廃絶の運動を続けている。田中さんは来月広島への修学旅行を控えたさいたま市にある県立浦和高校を訪れノーベル平和賞を受賞したあと初めて講演した。そして、1発で何十万という人を殺せる核兵器がどんなことを人間に加えたかをぜひ勉強してほしいと訴えた。
航空貨物の需要が高まる中、成田空港で無人の車両が仕分け作業などを行う貨物施設が完成し、きょう空港関係者にお披露目された。成田空港の貨物エリアに完成したのは全日空が運用する施設でこれまで人が行っていた貨物の仕分け作業や搬送などを無人の車両が行うのが特徴。施設には最大で1トンの貨物を搬送できる無人車両が60台導入されている。専用のスマートフォンで搬送先の場所などを設定すると自動で貨物を運ぶことができ人手を補えるほか、仕分け作業の時間を最大で半分程度に減らすことができるという。会社によると国内の空港でこうした車両が導入されたのは初めてだという。全日空は今月21日に施設の運用を始めて取り扱うことができる貨物の量を25%増やし年間50万トンにする計画だ。
荒川の下流部は実は荒川放水路と呼ばれており、およそ100年前に人の手で造られた。その歴史をひもとくと洪水から首都を守ろうとした先人たちの志が見えてきた。かつての荒川は蛇行していることから過去に氾濫を繰り返してきたため新たに黄色で示した荒川放水路を人の手で建設。以前流れていた水色の部分は今、隅田川となっている。荒川放水路が造られるきっかけとなったのは明治43年の大洪水。東京の下町などに大きな被害が出たため東京中心部を守る治水対策として放水路の建設が計画された。川幅およそ500メートル、22キロもの距離を掘り進める大工事はおよそ20年に及び延べ300万人以上が動員された。都心側は市街地化が進み、洪水対策が急務だった。都心側の堤防をより強くして首都の防災を優先した。現在は両岸とも同じ強度にして地域全体を守っている。国家を挙げた巨大事業の指揮を執ったのは内務省の技師、青山士。中米パナマ運河の建設に日本人として唯一、携わった技術者だった。青山が工事で特に重要と考えていたのが放水路と隅田川の分岐点に建設した旧岩淵水門。上流からの水は通常、隅田川にも流れているが増水時には水門を閉めて水をせき止め、都心に近い隅田川の氾濫を防ぐことができる。
荒川放水路にかける青山士の思いが水門の構造から分かるという。近現代の建造物に詳しい文化庁の北河大次郎に話を聞いた。基礎の設計図面には当時としては珍しい工法が書かれていた。水圧に耐える強度を保つため当時、最新技術だった鉄筋コンクリートが使われた。川底におよそ18メートルもの深さの筒を12本も埋め込んだ。大正12年の関東大震災でも被害はなかった。青山が水門を建設してから100年、その後、造られた新たな水門が地域を守り続けてきた。しかし地球温暖化を背景に近年、各地で異常気象による災害が頻発している。関東甲信や東北の各地で堤防の決壊が相次いだ東日本台風では荒川でも氾濫の危機が迫った。水門を下ろし、隅田川に水を流さないようにした。水門が閉じられたのは12年ぶり。100年間、首都を守り続けてきた荒川放水路は、想定を超える災害が相次ぐ今、新たな課題が突きつけられている。
大都市を流れる荒川の流域には人口のおよそ1割が住んでいる。荒川が氾濫すると埼玉から東京にかけて3メートル、オレンジとかピンクのところになるだが3メートル以上、それから5メートル以上というところになっていて浸水想定区域にいる人は東京の東部の5区だけで250万人にも及ぶ。首都を洪水から守る取り組みというのは今も続いていて、堤防が削られるなどして決壊しないようにこの堤防の幅を通常よりもかなり広げ、その上に街をつくる工事それから鉄道の橋を架け替えて周囲よりも低くなっている堤防をかさ上げするという工事も行われている。さらには万が一浸水したことを想定して葛飾区になるが住民が独自にボートで救助訓練を行っているというものがある。こうした川を巡る状況について専門家は、100年200年に1度しか起こらなかった洪水が50年に1回、30年に1回になりつつある。被害から身を守るには早めの避難をするしかないとしている。
大雨による浸水への備えを進めようと東京・新宿の地下街でVR仮想現実を使った避難誘導などの訓練が行われた。身に着けるのはセンサー付きの靴とVRゴーグル。体を動かしながら実際の映像をもとに作られたバーチャル空間の地下街を移動する。浸水被害を想定して水の中を移動する体験もでき水かさが増すと前に進める速度が遅くなる。この地下街ではことし8月の集中豪雨の際、床一面が水浸しになる被害があり避難計画の見直しなどの対策を検討している。
千葉・東金から中継。千葉県は全国1位2位を争う植木の出荷額ということで植木の生産地。そんな千葉県や東金市では、週末、植木祭りが行われている。大きいものから小さいものまで200もの植木が並ぶ展示即売会となっている。千葉県植木生産組合連合会の戸田佳郎副会長は「展示即売会に先立って植木の審査会が行われる。そこで最優秀の植木には農林水産大臣賞が与えられる」と説明した。
視聴者から寄せられた写真を紹介した。
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