山中伸弥さんは去年還暦を迎え孫が2人になった。ノーベル賞をとったのは2012年。去年研究所の所長を退任し、再び研究者に戻った。アメリカでも研究していて、日本でも一緒に研究している仲間はアメリカでは「シンヤ」と呼んで日本では「山中先生」と呼ぶ。遺伝子の研究を25年続ける過程で出来たのがiPS細胞だった。所長としては組織の形がしっかりしたため、所長職に追われてできなかった研究をすることにした。目標だった研究支援者の正規雇用が実現した。2015年に京都マラソンで黒柳と会い、現在でもマラソンは続けている。今年2月には自己ベストを更新した。孫2人は男女1人ずつで、2人はコロナ禍に生まれ間近で成長を見てきた。iPS細胞については、マラソンで例えると折返し地点まで研究が進んだ。患者さんで安全を確かめるところまで完成したが、企業へバトンタッチする後半戦が勝負だという。