京都市内の公園で撮影された映像。街頭の周りをカメムシが飛び交っている。撮影者は「普段と違うにおいがしたので近づいたら大量のカメムシがいて驚いた」と話していた。和歌山・かつらぎ町では出荷前の柿の実の表面が黒く変色するなどの被害が既に全体の3割ほどに出ているという。これ以上の被害を防ごうと柿の実に農薬を散布することに。農家は「食われたやつは捨てなければいけない。定期的に防除としてカメムシがいようがいまいが農薬散布をやっておくしかないと思う」と話した。農林水産省によると、きのうまでに京都府や和歌山県など全国21道府県がカメムシの注意報を出して農作物の管理徹底を呼びかけている。都市部でも大量発生が目撃されている。カメムシを専門に研究している伊丹市昆虫館・長島学芸員に話を聞くと、対策として明かりに寄ってくる習性が強いので明かりをなるべく減らすと良いという。カメムシが部屋の中に入ってきた場合は臭いにおいを出されないよう刺激を与えないことが大切だという。対応としてはティッシュペーパーで優しくつかみ外に出す、触りたくない人は底を切ったペットボトルで。