ホテルなどに宿泊した客から宿泊費に上乗せして税金を徴収する宿泊税について、京都市議会はきのう最大で現行の10倍の1万円まで引き上げる条例の改正案を可決した。京都市では宿泊税を7年前に導入し、現在は1人当たりの宿泊料金に応じて200円から1000円までの3つに区分されているが、改正後は200円から1万円の5つの区分に引き上げられる。最大で1泊1万円の宿泊税は全国で最高額となる。京都市は来年3月の導入を目指していて、使い道として主要な観光ルートだけを結ぶ「観光特急バス」の運行といったオーバーツーリズム対策などに活用されるという。