あさって公示の衆議院選挙。今回、自民党は政治とカネの問題で政治資金収支報告書に不記載のあった議員の一部を公認しないことを決めた。その結果、自民党が議席を守ってきた選挙区で、公認候補がいなくなる事態が起きている。福井2区では長年自民党が議席を守り続けてきた。ところが、党の国会対策委員長を務めた高木毅さんが非公認に。不記載の問題で党員資格停止の処分を受けたため。福井県連は自主投票を決めた。高木さんは今回、無所属で立候補する。これまでにない厳しい選挙戦を覚悟している。自民党福井県連の会長も務めた経験がある山本拓さん。今回の党の決定を受けて、保守層の受けざらが必要だと立候補を決めた。立憲民主党の辻英之さん。NPO法人での活動経験を生かし、透明性の高い政治を実現したいと訴えている。日本維新の会の斉木武志さん。北陸新幹線の延伸に伴い在来線の特急を廃止したのは問題で、対応を検討すべきだと訴えている。共産党の小柳茂臣さん。企業団体献金の廃止による政治とカネの問題の解決や、物価高対策などを進めていくと訴えている。