次に訪ねたお店には、季節ごとに旬の果物で作られるフルーツ大福があった。1980年代後半に大ブレイクしたフルーツ大福、あんこと果物の組み合わせが画期的だった。それをブームで終わらせなかった京都、京都ならではのこだわりがあるよう。もう一個ほしいなというくらいの大きさにしているという。果物を乗せるのではなく、包み込んでしまうこともこだわりで、京都らしい見せ方だという。餅で何かを包むのはこの店が創業以来100年間大切にしてきた伝統。その技と精神を守りながら新しいお菓子づくりを進めてきた。「伝統は100年前の革新」という言葉がある。佐藤さんは伝統と革新は対局ではなく、表と裏のような関係だと話した。
