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「人口動態統計」 のテレビ露出情報

いま高齢者施設が人生の最期の場所になるケースが増えている。国の調査でも2012年には7万9000人程だったが2022年には24万人近くとこの10年で3倍近くになっている。医療機関との連携を深めて施設での看取りを進めている施設を取材した。千葉県印西市にある施設では希望すれば住み慣れた部屋で最期まで過ごしてもらえるよう去年から医療機関との連携を強化した。ことし1月に施設で亡くなった根本とよさんの娘の桜井昌代さんはとよさんが10年近くを過ごした施設で穏やかに見送りたいと考えたといいます。家族の希望を取り入れ看取りの具体的な方針を決定し緊急時の連絡方法を明確にした。背景のひとつは施設スタッフが不安を抱えていたことです。それまで休日や夜間に入所者が亡くなっても医師に来てもらう体制がなかった。職人に看取りの考え方や方法を明文化し利用者別にフローチャートを作り医師に休日や夜間にも来てもらえるよう連携を強化した。施設の決まった食事から本人の好きなものを食べてもらうケアに転換し、家族の希望に沿って亡くなる2日前まで入浴も行った。最期は家族に見守られ穏やかに息を引き取った。施設のスタッフにとっても充実感のある看取りになったといいます。看取りについて話せる間に話しておくことの重要性を感じた。佐久大学の島田千穂教授は人生の最終段階では生活や医療について選択を迫られる場面が多くなる、「胃ろう」「点滴」などの選択により過ごす場所が変わることも、望む生活を軸にした選択が重要、本人の意思表示が難しくなるケースもあり早いうちから考えてほしいと話した。

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