食品メーカーや外食業界の人手不足に対応しようと調理を担うロボットなど最新技術を集めた展示会がきょうから始まった。1000社近くが出展。東京のベンチャー企業は弁当の容器に卵焼きやシューマイなどの総菜を自動で詰めるロボットを紹介。別の都内の企業が開発した調理ロボットは調理方法のデータを事前に入力し、ロボットの指示に従って食材と調味料を入れると筒状の特殊なフライパンとらせん状の形のへらが回転して自動で火力を調節しながら料理を作ることができる。日本食品機械工業会・南常之副会長は「食品工場はまだまだ人手に頼っていて人手不足が他の工場よりも影響がもろにきている状態。新たな仕組みを導入することでイノベーションを起こしていきたい」と話した。