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「人間環境大学」 のテレビ露出情報

木下さんは女子高生に痴漢をしたと言われ、痴漢容疑で逮捕された。木下さんは独身だったため、逮捕の事実は警察から離れて暮らす両親に伝えられた。池末弁護士は木下さんが置かれている深刻な状況を伝えた。起訴されると有罪率は99.9%、無罪になるのは1000件のうち約1件。否認を続けることは困難を極めた。車載カメラの映像は見せてくれなかったという。罪を認めれば略式起訴となり罰金刑で済むため釈放となる。勾留中に起訴されると保釈が認められるまで釈放はされない。木下さんが教師を志したのは小学生の頃で進路指導にも熱心に取り組み、生徒のことを第一に考えていた。やってもいない罪を認めるわけにはいかないと木下さんは考えた。
逮捕から6日目、逮捕されたことが新聞やテレビで実名で報道された。冬休みの時期で生徒たちがニュースを目にしていた。学校関係者も報道を通じて逮捕の事実を知ったという。手に女子高生の衣服の繊維が付着していないか調べる微物鑑定が行われた。痴漢をしていたらスカートの繊維が付着しているはずという。起訴前に検事が証拠を被疑者に見せることはほとんどない。1月18日に保釈。教員が刑事裁判で起訴されると教育委員会から休職を命じられるケースが多い。有罪になった場合は免職となり復職できる可能性はほとんどないという。
逮捕から約1か月半、裁判が始まった。被害を受けた女子高生は木下さんや傍聴席から見えない場所で証言した。女子高生は進行方向の左側を向いて立ち木下さんは女子高生の後ろに立っていた。木下さんは左手でつり革を掴んでいたが右手でお尻を触ってきたと女子高生は証言。断続的に複数回行われ耐えきれなくなり木下さんを問い詰めたという。木下さんのリュックが当たったのを被害者が痴漢と勘違いしたと弁護側は主張した。今村弁護士は15件の無罪を勝ち取る冤罪弁護士の異名を持つ人物。今村弁護士が引き受けてくれた。車載カメラの映像を入手したが、車内は暗くカメラも前方に設置されていて後方にいた木下さんと女子高生ははっきり見えなかった。
手に女子高生の衣服の繊維が付着していないかを検査。鑑定結果は裁判に提出されておらず、木下さんの手から繊維片は検出されていなかった。同じ制服を入手し専門家立ち会いの下触れた際に繊維が検出されないことはあるのか実験。14回の実験全てで繊維を検出した。また、女子高生はリュックがおしりに当たったのを痴漢と勘違いしたと推測。触覚細胞が多い指・舌は敏感だが、感覚細胞が少ない背中・尻は鈍感という。画像処理では新たな事実が判明。女子高生が振り返った時刻の直前、木下さんは同僚にメールを送っていた。女子高生の証言により左手がつり革を掴んでいることは明らかだった。メール送信の5秒後に携帯電話をポケットへ、3秒で痴漢をすることは不可能。3つの鑑定によって判明した事実が新たな証拠として裁判所に提出された。逮捕から半年以上が経過し学級担任として初めて受け持った生徒たちは卒業していた。

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