新米が出始めるも中々解消されない米の品薄。そんな中、食品宅配サービスの「オイシックス」は5日から来年度の新米の予約受け付けを開始。需要が供給を上回り、入荷してもすぐに売り切れてしまう状況が今も一部では続いているが、安定して店頭に並ぶのはいつになるのか。農林水産省の意見交換会に出席した今野稔上席執行役員は「10月の中旬・下旬くらいには全国の銘柄が出てくるので、そのころには売り場に潤沢に商品が並ぶようになる」としている。そんな中、農林水産省はおとといから動画配信を開始。職員が新米の収穫や出荷の様子をリポートしている。坂本農水大臣は卸売業者などに円滑な流通を改めて要請し、きめ細かな情報発信を行いたいと述べた。野村修也はいま今年の新米を少し前倒しして流通にまわしているため、このまま行くと来年の今頃に品薄状態になる可能性があると話した。2018年に制度的な減反はやめたが、年間3500億円をかけて米を作るのをやめて、麦や大豆を作れば補助金が出るという仕組みになった。それによって年間10万トンくらいの米が作られなくなった。これをやめると、価格が値崩れを起こして農家がダメージを受ける可能性があるという。しかし、EUなどは農家の所得が減ったら、そこに補助金を出すという仕組みに変えてきているので、根本的な制度改革を考えることが必要だと話した。