上がり続けている介護保険料。現役世代からは怒りの声が上がっている。一部高齢者も負担増になる可能性がある。介護保険制度は2000年にできたもので満40歳以上の全国民に加入義務がある。介護保険料の支払いは一生涯となる。受けられる支援としては、訪問介護、デイサービス、特別養護老人ホームなどがある。支援を受けるには現役世代では16種類の特定疾病により介護や支援が必要な場合に限る。65歳以上は日常生活で介護や支援が必要な場合に受けることができる。この制度が始まって20年あまりだが、その前には老人保健法という制度があり、税金などで賄われていた。23年前にできた制度のため88歳以上は現役時代に支払いをしていない。65歳以上は年金から天引きされていた。保険料について現役世代は毎年見直しされるが、65歳以上は3年に一度の見直しとなる。介護保険料は右肩上がりになっており、現役世代は制度開始時の約3倍にまでなっている。先週月曜日、厚労省の社会保障審議会が行われた。介護保険制度改正に向けて議論された。検討された項目としては65歳以上の高所得者の保険料引き上げと介護サービス利用時の2割負担の対象見直しなど。今後は9段階からさらに4段階ふやし13段階にするという案が検討されているという。一番高いところだと680万円以上の所得があると月1万5636円支払うことになるという。