茶道具を包み込む袋師の十三代土田半四郎は、長男が3年前から家業を手伝い始め、手仕事をデジタル技術の融合を模索している。表具師の十三代奥村吉兵衛は、、掛け軸も100年単位の消耗品なので次の人がやりやすいように受け継いでいく仕事だと話した。裏千家十五代家元の千宗左は、大量生産の中でお茶は対極的な世界、物質的な豊かさの対極にある心の豊かさを追い求める時代になってきていると話した。アマースト大学のサミュエル・モース教授は、あらゆるものの中に価値を見つける利休の教えは一人ひとりが置かれる環境の中で自分なりの価値を見いだすことにつながると話した。シアスター・ゲイツは、私たちの作るものの不完全さの中にこそ自然な美しさが宿っていると話した。
