1月2日、石川の星稜は地震の影響で地元から応援団が来られない事態となった。そんななか、駆けつけたのが神奈川の日大藤沢サッカー部。今月2日、高校サッカー選手権3回戦、市立船橋vs星稜。星稜の応援席には2回戦で敗退した日大藤沢の選手たち。友情応援。スタジアムに広がった強い絆があった。選手権出場32回をほこる星稜。9年前には初の全国制覇を成し遂げた。今大会は大みそかに行われた初戦で星稜がPK戦で激闘を制した。しかし翌日、能登半島地震が発生。応援団が来れない事態に。この窮地で星稜応援団がSNSで呼びかけ。すると今大会、神奈川代表で出場した日大藤沢サッカー部を中心に他校のサッカー部が応援に駆けつけた。黄色のごみ袋を星稜カラーのユニフォームに仕立て着用。さらに緑のメガホンは対戦相手の市立船橋が提供した。星稜は1点を先制され苦しい展開に。それでも集まった即席応援団が星稜イレブンを鼓舞する。前半29分、意地の同点ゴール。星稜は最後まで執念をみせたが3回戦で大会を終えた。市立船橋4-1星稜。