きのう国税庁が公表した路線価の全国平均は前年比2.3%上昇し、3年連続の上昇となった。今年は29都道府県で路線価が上がったという。都内では観光名所の浅草・雷門通りが16.7%上がったほか、足立区・北千住駅前西口駅前広場通りが15.1%上昇した。国税庁は「海外の観光客によるインバウンド需要の回復や、各地の再開発事業などが路線価を押し上げた要因」とみている。全国最高額となったのは39年連続で東京・銀座の鳩居堂前で1平方メートルあたり4,424万円となった。一方、能登半島地震で被災した石川県などの一部地域では路線価を下げる特例措置がとられた。