能登半島地震で倒壊し、横倒しのままになっている石川県輪島市の7階建てビルで、解体作業が本格的に始まった。市道にはみ出す形で横倒しとなっている輪島市中心部の漆器店「五島屋」では、きのう午前から、作業員が重機を使って慎重に解体を進めた。元日の地震では、ビルの倒壊により隣の飲食店が押しつぶされ、店主の妻と長女が犠牲になっていて、倒壊原因の調査に影響が出ないよう、3階以上の部分が解体される。解体工事は来年3月までに完了する見通し。
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