能登半島地震の発生から1年。地震による建物の被害は石川県内で10万棟を超えた。それに対して復旧の人手は足りていない。さらに、追い打ちをかけたのが去年9月の豪雨災害。少しずつ復旧が進み始めた矢先に起きた二重の被災はここで暮らす人たちの心に大きな影響を与えた。こうした中で被災地は厳しい冬を迎えた。集落の中には道路が被災したため除雪が難しく大雪になると孤立状態になる所もある。多くの人は仮設住宅などに移ることができたが豪雨で被災した人たち150人ほどが今も避難所で過ごしている。住まいの再建は見通せない状況。