植野さんは「当社の企業物価指数の予想は前年比3.9%と前月の3.8%から加速するとみています。昨年まで4年連続で円安が進んだ影響もあり、最近は食品や光熱費の値上がりが続く中、コメの価格高騰なども物価高の一因になっています。政府と日銀が一体となって政策運営に取り組むという共同声明が見直されない限り、日本の金融政策にはどうしても政府からの雑音、日銀も政府の意向を完全に無視した政策はやりにくいという状況が続くと思います」、唐鎌さんは「輸入物価に注目しています。輸入物価円建てと外貨建て両方出てくる12月分が、4ヶ月ぶりに前年比でプラスになりました。今回円建てがもう1回、輸入物価指数が前年比でプラスになったとなると、2ヶ月連続プラスになるのは去年の夏以来です。この指数を見ておくと、次の会合のヒントになるのは間違いないと思います」などと話した。