テーマ「観光地経営“DMO”」。日本政府観光局が今月発表した訪日外国人客数は1−10月で推計約3019万人となり、過去最速で3000万人を超えた。愛媛県大洲市は、鎌倉時代に築城された大洲城の城下町。人口およそ4万人の地方都市だが、江戸時代や明治時代の街並みが残されていて、当時の暮らしぶりを垣間見ることができる。去年、国際的な観光地のコンテスト(グリーンデスティネーションズ主催)で大洲市が、文化伝統保全部門世界1位を獲得したことも人気を後押ししてる。街を再生に導いたキタマネジメント・井上陽祐さん。元商社マンで、大洲市のDMOのスタッフ。DMOとは、観光地域づくり法人のことで、日本では2015年に観光庁が登録制度を開始。大洲市のDMOは民間人、大洲市、地元の伊予銀行などのメンバー24人で構成されている。大洲市のDMOには地元の銀行が参加したことで、しっかりとした事業投融資計画を練ることができるように。市もインフラ整備を担うなどして民間メンバーを後押しする。大洲市のDMOの強みを生かし取り組んだのが、空き家を回収した外国人好みの古民家ホテル。再利用できる柱や壁などは、ありのまま残す一方、ガラス張りの風呂にリノベーションをするなど城下町の古民家ホテル31室が完成している。
住所: 愛媛県松山市南堀端町1
URL: http://www.iyobank.co.jp/
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