叡王戦の第2局、先手の伊藤は角換わりの戦型に藤井を誘った。AIの解析で角換わりは先手の勝率が高いとされている。藤井は角の道を開けて交換に応じる構えを見せたが、本来伊藤の角を取るところで途中の3三角で止める変化球を使った。練習将棋でその形をたまたま指されていた伊藤は変化球に的確に対応し、反撃に出た。佐藤天彦九段はAIを用いて研究して認識を高めたからこそスムーズな対応ができていたと話した。伊藤は第2局に勝利し、1勝1敗とした。
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