佐藤水菜が初めて自転車に乗ったのは6歳の時。自転車好きな父がきっかけだった。2018年、18歳で競輪学校に入学。その2年後には早くもナショナルチーム入りを果たした。中野浩一はダッシュのキレ、最後の追い込みのスピードを評価する。そのスピードで世界大会でも優勝、パリ五輪金メダル候補として期待されている。伊豆(静岡) 佐藤の一日を密着した。早朝トレーニングでは特に下半身の強化に励み、その後は昼食と睡眠を摂る。 午後はトラックでのトレーニング。佐藤の自転車の前にはバイクが先導する。17時トレーニング終了。帰宅後の夕食は10種類、すべて自炊。食事のバランス管理は自分で行う。肉は赤身かささみ、脂身はほとんど摂らない。自己管理の結果、体重は4キロ増え体脂肪率は4%減った。そこまでストイックになれる理由は「1位になりたい」ただそれに尽きると答えた。