来年春に卒業する大学生などを対象にした大手企業の採用面接が今月解禁され、週明けの今日から多くの企業で本格化している。第一生命は、今日から対面での採用面接を開始した。初日の3日は、約180人の面接が行われるという。また住友商事では、1次面接がオンラインで始まった。「面接体験アンケート」と呼ばれる面接終了後に学生に面接の雰囲気や満足度などを匿名で聞くアンケートを実施している。住友商事HR企画戦略部・佐々木亮さんは「我々の狙いとしては、面接の質の向上である」などと話した。学生の数が減っていることなどから、8割近くの企業が新卒採用について「厳しくなる」と回答していて、依然として学生の「売り手市場」が続くとみられている。