金利引き上げについて第一生命経済研究所・首席エコノミスト・永濱利廣さんの解説。普通預金の金利アップについてメガバンク3行は0.2%に今年3月からなる、SBI新生銀行は0.4%(条件付き)、ネット銀行各社もアップ、PayPay銀行は最大2%(条件付き)。定期預金、SBI新生銀行は30万円以上の申し込みなどの条件つきで5年物で1.2%、定期預金などで途中で引き出すことはできない。永濱さんは選ぶポイントとして金利は高いほうが良いが条件を満たすか、日本の銀行は潰れた際に1000万円までしか保護されないので1000万円以上預けるときは分散させるほうがよいと解説した。永濱さんによると金利アップで物価高は落ち着くが今回の日銀の利上げは景気ではなく円安で上がっているので金利を抑え円高に持っていきたい意図が大きい、またガソリン価格についても金利アップで円高になり価格が落ち着く傾向にあるとした。金利アップの影響として住宅ローンで負担が増える。みずほリサーチ&テクノロジーズの調査では政策金利0.5%の住宅ローンの負担は家計全体では平均して預金金利が5600億円のプラス見込みだが住宅ローン世帯はマイナスの影響がある。永濱さんは金利の引き上げ今後について、今後も上がっていく可能性があるとし、日銀は金利のゴールの目安を最低で1%としていて1回に0.25%ずつ上げているので今年夏ごろに上げ、もう一度あげることがあると予想した。