ユネスコの世界遺産委員会は、新潟・佐渡市の「佐渡島の金山」を世界文化遺産に登録することを決めた。インド・ニューデリーで開かれているユネスコの世界遺産委員会は、「佐渡島の金山」を世界文化遺産に正式に登録することを決めた。「佐渡島の金山」は、「西三川砂金山」と「相川鶴子金銀山」の2つから構成され、17世紀における世界最大の金の生産地。機械装置を使うことなく、19世紀半ばまで伝統的な手工業で金の生産が行われていた。これで、日本の世界遺産は文化遺産が21件、自然遺産が5件のあわせて26件になる。地元・佐渡市では、パブリックビューイングに集まった約200人が喜びを分かち合った。佐渡を世界遺産にする会・中野洸会長は、28年間の間にいろんなことがあった、だけど決定の瞬間のすべて忘れたと言っても過言ではないくらい大きな喜びだったと語っていた。