秋田県はきょう一般会計の総額で196億円余りとなる補正予算案を県議会の各会派に示し、自民党会派との会合には佐竹知事が出席して説明した。このうち今年7月の大雨で被害を受けた道路・河川・農業用施設などの復旧のための費用として143億円余り、医療や福祉施設の復旧のための費用として5億1,000万円余り、被害を受けた農家が農業を続けるための支援として1億6,000万円余りが設けられている。会合の中で佐竹知事は「いまの気象状況ではこうした被害が繰り返し起こることが想定される。県民の命と財産を守るために抜本的な災害対策を進めていきたい」と述べた。その一方で「県の財政状況を踏まえると今後、災害関連以外の公共事業などに影響が出るのはやむを得ない」として理解を求めた。補正予算案は今月11日に始まる県議会に提出される。