自殺対策について県の幹部が話し合う会議が開かれ、佐竹知事が市町村や関係団体と連携して全庁的に対応するよう指示した。けさ県庁で開かれた会議には佐竹知事や副知事のほか県の各部局のトップが集まり県内の自殺者の状況が説明された。それによると人口10万人当たりの自殺者数を示す去年の自殺死亡率は19.4で全国最悪を脱したものの、全国で5番目に悪かったという。また、ことしは5月までに91人が亡くなっていて去年の同じ時期より6人増えていることも報告された。こうしたことを受けて会議では若い世代への対策として、学校や家庭以外の相談窓口について情報発信を強化することや高齢者への対策としてゲートキーパーの養成に民生委員や老人クラブと連携して取り組むことなどを確認した。