100年以上の歴史を持つ近代五種でも日本勢初メダルの快挙だ。近代の軍人に求められたという5つのスキルは、馬術・剣術・水泳・ランニング・射撃術。これらを1人で1日でこなすというとんでもない競技だ。最初の競技・馬術に挑む佐藤大宗は、ヴェルサイユ宮殿の馬場で、人馬一体となる。最高得点を叩き出す。続くフェンシングでは、全体5位と好成績だ。屋外プールで200メートルを泳ぐ水泳3種目目は、力強く水をかく佐藤。ここまでの競技の得点をタイムに換算する。上位の選手からスタートする5種目目のレーザーランでは、600メートルを走るコースの中の射撃場でレーザーピストルを用いた射撃を行う。これを5周行い、ゴールを目指す。4番めにスタートした佐藤は、早速1人抜くと走ってピストルで射撃だ。10メートル先にある直径6センチの標的にレーザーを5回命中させるまで射撃は終わらない。佐藤は2位でゴールした。初の銀メダル獲得だ。