政治とカネの問題。きょう開かれた参議院政治倫理審査会幹事懇談会。自民党は収支報告書に不記載があった参議院議員27人が審査会に出席する意向を示していることを正式に伝えた。与野党は審査会の開催に向けて調整を進め、週明けに文書で27人の議員に対し審査を公開で行うか意向を確認することになった。自民党・佐藤正参院政治倫理審査会筆頭幹事は「27人出席まで8カ月を要したことにおわびを申し上げた」、立憲民主党・吉川沙織参院政治倫理審査会幹事は「なぜ急に一斉に幹事懇談会のメンバーからも発言があったが、違和感を覚えるとか来夏の参院選に向けてとかいう趣旨もあるだろうが、出てくると言った以上は審査はちゃんと丁寧にやっていこうと」と述べた。石破総理大臣は所信表明演説の結びで、再び石橋湛山元総理大臣のことば「一部の思惑に偏らず、国民全体の福祉をのみ念ずる」を引用した。石破総理は国民に信頼してもらえる政治を目指す決意を語った。来週は各党の代表質問があり、予算委員会も予定されている。ことばどおり幅広い合成形成を図っていけるのか、見ていく必要がある。