佐賀学園高校2年生、水泳部の末松拓磨さん。生活している寮には学校も競技も違う高校生たちが一つ屋根の下で暮らしている。2022年、県内に3カ所整備された高校生向けのアスリート寮。栄養バランスを考えた食事が提供される。競技を超え同じアスリートとして切磋琢磨してもらうのが狙い。各スポーツでトップを目指す人材を育てようとしている。「部活の話をしているとウォーミングアップとか自分の部活に取り入れたりできる」と話した。さらに佐賀県は医療からも女子選手を支援。競技をする中で無月経や生理不順などに悩む選手らをサポートするため、佐賀県と病院が連携して女性アスリート外来を開設。治療と相談の両面で選手を支えている。「産婦人科は男性の先生が多かったり、ちょっと抵抗はあるが、なんでも相談できるのは心強い」と話した。佐賀県が進めるスポーツの力を使った地方創生への取り組み。佐賀県・山口祥義知事は「佐賀県民が喜びを分かち合えるようなものは何だろうと考えた時に、佐賀自体が本当のスポーツ王国として、スポーツの真の価値を分かち合う地域として、楽しみながら地方創生が繰り広げられる、成果が出てくる、果実を享受できる流れになっていくと信じている」と話した。
住所: 佐賀県佐賀市本庄町大字本庄1263