佐賀市での「日本ドラフト文学賞」の創設はきのう、直木賞作家・今村翔吾さんが都内で記者会見を開いて明らかにした。現在、行われている著名な作家による選考ではなく、プロ野球の「ドラフト会議」のような形式で複数の出版社の編集者が書き手や作品を指名して選考するということで、作家デビューに直結する可能性もあるほか、いわゆる「育成枠」として指導を受けながらデビューを目指すケースもあるという。別の文学賞に応募し、入賞できなかった作品や、デビューしたもののヒット作に恵まれていない作家の参加も認め、再挑戦や復活を後押しするとしている。第1回の作品の募集は、きょうから来年4月までで、ドラフト会議形式の選考は来年9月に行われる予定。