佐賀県はオランダとものづくりなどの連携協定を結んでいて、去年6月にオランダの駐日大使からの依頼を受け、来月始まる大阪関西万博のオランダパビリオンで使う家具を共同で制作している。これまではオンラインで打ち合わせを重ねてきたが、試作品の完成に合わせてオランダのデザイナーのファニ・ボルデスさんがきょう初めて佐賀市を訪れた。ボルデスさんは制作を請け負っている佐賀市の家具メーカーの工場を訪問し、制作工程を間近で見ながら使っている木材の材質や加工の仕方などについて説明を受けた。そして試作品の一つで高さ60センチほどのサイドテーブルに触れながら、色やつなぎ目、それに形などを入念に確認していた。