原田さんは「広東省には何立峰副首相がわざわざ出向いて北京では李強首相が会談に応じている。中華料理を楽しむイエレンさんの姿を中国メディアが積極的に報道して米中の緊張関係をほぐしたいという前向きな姿勢が見えた。経済が悪化しているだけにアメリカの投資を呼び込みたいという習近平政権のメッセージだと思う。イエレンさんがロシアと軍事資金の分野などで取引をする銀行があれば制裁対象になるという警告をしたし、EVについては世界的に価格急落が起きているが、その原因の中国の過剰生産を是正しろと言っている。これに対して中国側は『世界の消費者に安い車を提供しているだけ』と反論してアメリカの半導体育成について批判しているので距離は縮まらない」などとコメントした。