子どもの預かり時間の長い保育園ではかつてはこれらの活動は一般的ではなかったが、今は和太鼓、空手、剣道、パソコンなど様々なものがある。保育関連会社が去年全国の保育園を対象とした調査では、プロの外部指導を取り入れていると回答した園は7割にのぼっている。待機児童数の推移については、保育の受け皿の拡大や少子化の影響で2017年をピークに去年4月の時点で約2500人にまで減少している。そのため質を高めなければ入園希望者を集められなくなっている。こども家庭庁はこうした習い事などを付加的サービスとして認めている。ただ2万円・3万円など高額な料金がかかるケースもある。保育園を考える親の会の普光院亜紀顧問は、相談を受けた中には子どもが仲間外れになるから払わざるをえないと言った人もいると話した。ポイントは、参加する・しないは子どもの意思に委ねること、無償化が望ましいが実費がかかる場合は負担が難しい家庭に補助する制度が必要としている。こども家庭庁は、実施内容・体制・料金などを調査し今後の適切なあり方を検討するとしている。