大雨被害が相次いでいる。住宅が浸水したらどうすればいいのか?信州大学の中谷岳史助教に聞いた。自身も浸水被害の経験者である。床上浸水の応急対策を紹介。作業の前にブレーカーを落とす、被害の写真を撮影し、り災証明書・保険の申請に必要となる。濡れた畳などをすべり止めにする。まずは濡れた家財道具を運び出して室内の掃除をする。浸水被害後48時間でカビが急激に増加するので、室内の清掃を急ぐ必要がある。拭き取りではカビ防止はできないので、中性洗剤を使いモップで床洗浄をする。壁も乾燥させることが必要。床下浸水の応急対策にはダクトファンを使用する。ダクトファンを使い床下から風を送って乾燥させるのが良いという。自宅浸水は早く手助けを求める必要がある。住宅は私有財産のため行政サポートはすぐには届かない。周囲の人やボランティアに早く手伝いに来てもらうようにする。中谷助教は水害リカバリーマニュアルは国内では未整備なので研究者や実務家が連携して整備する必要があるとしている。