都内では2日連続でゲリラ豪雨が観測され、交通網や多くの人の生活に影響を与えた。21日、港区付近では午後7時までの1時間におよそ100ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出された。東海道新幹線やJR山手線が一時運転を見合わせた他、羽田空港では全日空や日本航空の航空機が一時、離着陸できない状況になった。市ケ谷駅には大量の雨水が流れ込み、一部出入り口が封鎖された。渋谷区代々木のアンダーパスは冠水し、近隣では停電が発生。新宿駅付近の交差点では水柱が吹き上がり、轟音が響き渡った。吹き飛ばされたマンホールの一部は損傷していて、衝撃の大きさを物語っていた。麻布十番駅付近でも道路が冠水し、川のようになった道路を前に立ち尽くす親子の姿があった。しばらくするとバスがやってきて、バス停の約10m手前で停車。親子は無事に乗り込んだ。
警察官は水に浸かりながら、交通誘導を行った。お台場では大量の雨水が歩道橋の階段を流れ、排水溝から水が溢れ出ていた。大井町の焼き鳥店は商魂たくましく、10本を無料で提供するイベントを開催。新宿にあるファーストフード店には雨水が流れ込んでいた。東京体育館でもエントランスから水が流れ込み、移動するにも一苦労の様子だった。