大河ドラマ「光る君へ」の脚本を担当している脚本家・大石静さんにインタビュー。大石さんは平安神宮は貴族が蹴鞠で遊ぶ怠惰なイメージだったが、実は真面目に働いていたことがわかったという。最高権力者・藤原道長についてはリーダーシップのある判断力のある優れた政治家だったと思うが、物語ではまひろのことになると軸がグラグラしてしまう人間らしさがある人物にしたという。脚本を手掛けて、1000年前と今と人の心は変わらないと思ったという。難しかったのは源氏物語の誕生のいきさつをどう構築するか、紫式部がなぜ源氏物語を書いたのか学者たちもわからない、チーム独自の見解を示さなければならなかったという。苦労したキャラクターについては主役のまひろだという。紫式部はうつっぽい気難しい女の人だったのではないかという、だから表現力があった天才だと思うという。大石さんが1000年前に生きていたらまひろとは友達になりたくないと話した。