政府はデジタル化による医療の質の向上を目指し、1年後の来年12月に今の健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に移行することにしている。ただマイナ保険証の利用率は保険証の新規発行を停止した今月2日からの1週間で28%余りと「マイナ保険証への切り替えに対する理解はまだ十分に進んでいない」としている。このため今後1年の間にマイナ保険証の仕組みや利点について周知していきたい考えで来年の春以降には一部のスマートフォンにマイナ保険証の機能を搭載し「マイナンバーカードを持参しなくても受診できることなどをPRしたい」としている。またマイナ保険証を持っていない人には加入している医療保険の保険者から代わりとなる「資格確認書」が発行されることなども積極的に広報し、不安の払拭に力を入れることにしている。