2016年に発行が始まってもうすぐ10年になるマイナンバーカード。ことしから更新が必要な人たちが出始めている。手続きを行う自治体では職員を増やすなどの対策を急いでいる。狛江市役所の窓口には今月に入って市民が頻繁に訪れている。専用の端末に暗証番号を入力するなど更新作業を進めていた。市では混雑に備えて窓口の予約ができるシステムを導入したほか新年度からは担当職員を20%ほど増やす予定だということだ。カードを作って10回目の誕生日までに更新する必要がある。期限の数か月前に国と自治体が運営する団体から通知書が届くことになっている。またカードには電子証明書が搭載されていてこちらは5年に1度の更新。国などの試算によると新年度には両方を合わせると必要な更新件数は全国で2780万件に上りピークを迎える。これは2020年から行われたマイナポイント事業の際にカードを作った人たちが多くいるからだとされている。