また高倉健さんははパブリックイメージの通り非常に無口で会話の中で15分ほど黙ってしまうことがあったという。高倉さんは江利チエミさんと結婚するも後に離婚、その際に「女性に興味はないのか」と質問すると「ありますよ」と応えたという。またどんなところが良いのかという質問には15分ほどの沈黙のあとに「しなやかさ」だと答えたという。高倉健さんとの親交は大原麗子さんが間に入って始まり、後に自宅に訪れてくれるようになったという。会話の中で映画「ディア・ハンター」が話題になり、その時未見だったという倉本さんにニューヨークで見ようと誘ったという。その際に時差を利用し1日程度しかかからない旅を提案したという高倉さん、ただそこには倉本さんも同行しなかったという。仕事で2人が一緒に仕事をしたのは「あにき」という作品。その後「駅 STATION」という映画で再び一緒に仕事をするが、この作品は高倉健さんの誕生日プレゼントとして執筆した作品。ただ刑事役だった高倉さんが、恋に落ちた女性の恋人を射殺したシーンのあとその女性が働く店に行くが、自分は入れないと話し衝突したという。