備蓄米が改めて放出されるものの、京都・舞鶴市のまつもと米穀はコメを手に入れられなくなったという理由で閉店する様子が見られる。オーナーによると予定よりも少ない量しか手に入らない状況が続き、入荷の目処も立たない状況となってしまったためといい、令和7年も価格は上がっていくのではないかと懸念を示していた。茨城・水戸市は常陸牛などの名産があるものの、担当者によるとこちらも返礼品としてのコメの注文額が2~3月の1か月間で100万円超となるなど在庫を超える状況となるなど混乱が見られるという。一部のコメ店から在庫がないと供給が止められ取引は通常の半分以下まで下落してしまっている。水戸市の別の担当者は10キロで900円値上げするとの話を受けたと話す様子を見せていたが、コメ不足の影響から乾麺や冷凍パンの注文が増加しているという。農水省は2回目の備蓄米入札を行うが、大手卸業者は今週中から備蓄米が並ぶ見込みで5kg当たり3500円前後ではないかと説明している。価格に効果が現れなければ農水省は追加で放出を行う方針。